ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

機能的な動きについて

筋肉の誤解

私たちの筋肉には 名前があり、それぞれに特定の役割がある と思われがちだが それは大きな誤解です。 例えば 上腕二頭筋は肘を曲げる 脚の内転筋は足を内股にする など、それぞれの筋肉は 特定の運動をする役割があると思われています。 学校でも解剖学の授…

支持性の向上=足を棒にするわけではありません

足の機能回復で誤解されがちなのが 支持性の向上という考え方だ。 足がふにゃふにゃなら当然立てないが 足が一本の固い棒になったら立つことはできる。 棒なので、当然曲がったり、弾んだり、しなるような動きはできない。 ふにゃふにゃ足を緊張を高めれば …

言葉で伝えて動きができる人は、最初からできる準備があった人

言葉で「このように動けばいい」と伝えて、最初からできるのは「動く準備がすでにできている人」です。 たまたま今までしていなかったことにしかすぎません、 本当に動きができな人というのは、そんなものではないです。 足に体重を乗せて、前かがみで立ち上…

自分がこの世界で存在していることを許す

複雑な問題も最終的に答えはいつもシンプルなものです。 多くの問題は、自分自身の身体が自分で作っています。 なぜ歳をとったら動けなくなるのか? 歳をとったことが実は問題ではありません。 100歳でも動ける人がいれば、80歳でも動けない人がいます。 実…

1つに決めることは、主体性を奪うこと

1つのやり方に統一するというのは、聞こえはいいが、言い換えるとそれ以外のやり方をやらないということです。 これは多様な方法を放棄することであり、自ら選択するという主体性の放棄にもなります。 例えば、どんな状況であっても、決められた方法を貫き…

20年ぶりに床から立つ。そして手放しで歩いた日

なんとかの日シリーズになってきてるこの頃です笑 シンプルラーニングの教師コースが終わった翌日。訪問リハビリを行いに少し前から数回行ってる在宅へ。 ある進行性の疾患により、もう20年ぐらい床から立てなかった人か立てるようになってきました。 本人曰…

不快やしんどさも体の「機能」なのです

私たちは不快感やしんどさを「嫌なもの」として扱いがちです。 実際に僕もできることならば感じたくはありません。 ではなぜ、私たちは不快感はしんどさというものを感じるのでしょう?? 実は不快感もしんどさも身体に「必要だから」感じているんです。 不…

筋肉の名前は「本来の機能」を混乱させている

筋肉の名前って誰がどんな経緯でつけたのでしょう?僕はあまり知りません。 僕はセミナーの時に、筋肉の名前を忘れても特に問題ではない。知らない人がつけたのなら、今度は自分で名前をつけてもいいんだと話しています。それにはちゃんとした理由があります…

分析は比較の中で

動きを分析する上で多くの人は一つの動きだけみて、どうなっているか分析しがちです。例えば、立位を見て、骨盤が傾いている。肩が下がっている。というように。 しかし、機能とは多様性の中で理解する必要がありますから、このような見方だけでは姿勢は見れ…

何かをすれば回復するのでなく、そもそも身体は回復したがっている。

怪我をすると時間が経てば、治るように、身体は回復するようにそもそもできています。僕らにできることは、身体を治療することではなく、身体が回復することを邪魔しない動きを学ぶことです。 怪我しても、捻挫したところで、揉んだところで、触れたところで…

機能的な姿勢を獲得したいなら

姿勢というと、どちらが傾いているとか、まっすぐだとか形で評価している事が結構あると思います。もちろんそれも役に立つと思いますけど、今回は少し違う視点で姿勢を考えたいと思います。 「機能的な」姿勢。という風に考えてみると、何を持って機能的なの…

学習とは「ある」という事に気づくこと

人は、色んなものと繋がっていますが、 生きていく過程の中で 習慣的な動きや 思い込み 価値観 病気 事故 などにより 繋がりに偏りが生まれます。 そして偏ったまま 機能するので どこかにトラブルが生まれます。 動き学習とは 偏った繋がりを もう一度豊か…

本当は何をしたいの?

シンプルラーニングでは、相手を変える事をしません。本人自身で気づき変われるように支援します。 ハンドリング(相手に触れて動きを手伝う)の時も同じです。 相手に触れると、どうしても相手を変えようと触れてしまいます。 ですから、常にハンドリングの…

姿勢を「まっすぐ」にするには??

いきなりだけども まっすぐは まっすぐだけで存在しない。 まっすぐは 左右前後斜めの中間がまっすぐなだけ。 まっすぐというのが単体で存在するのではない。 色んな方向性の中間がまっすぐなのだ。 まっすぐを覚えたいなら まっすぐだけを練習してはいけな…

速く歩く

※FBページ掲載分 力があれば速く歩けると思いがちだが、実際のところそうではない。 多くの人は速く歩こうとするあまりに、0から100までスピードをいきなり速度を上げようとする。 それでは、いくら力があっても上手くいかない。 車で考えたらわかりやすい。…

繋がりはアライメントだけでなく

関節はアライメントを整えれば良いと思いがちだが 実はそれだけではない。 私たちの身体のパーツとパーツは 情報のやり取りを絶えずしている。 情報のやり取りができようにに パーツ同士、組織同士がコミュニケーションを 取れるように 働きかける必要がる。…

結果だけを変えようとするから変わらない

筋緊張の低下も 筋緊張の亢進も 可動域制限も 全て関係性の変化として起こっている 結果にしか過ぎない。 関係性を変えずして 緊張を高める訓練をしても 逆に筋肉を緩めようとしても 関節を広げようとしても 変化はない。 表面的な現象ではなく なぜ、今そう…

納得いかない用語集

伸筋 そもそも、伸びるために存在していない事が多い。 伸筋はその性質からもっと別の役割がある 屈筋 これも同じ。曲がるか、伸びるかだけでこれらの筋肉の性質を理解すると、全く筋肉がわからなくなる。 脊柱起立筋 あんな細長い筋肉で、背骨全体を起立さ…

動きを立体的に、質感をもってとらえる

動きは抽象ではありません。 線でもラインでもなく 支持基底面でもなく 立体的で、なま物です。 身体のラインの動きだけをするのもでもないし、もちろん教科書の動きだけをするものでもありません。 筋膜や筋肉だけで動いてるわけでもないし 骨は1つの筋肉…

正しくor心地よく

動きの学習の支援とは 今までの癖や習慣的に動くのではなく こっちにも、違う動き方ができるんだよ という選択肢の提示をすることです。 援助されてる人は 選択肢を体験して、こんな動きがあるのかと知る事ができます。 そこで学んだことを、日常の中で、本…

ブレーキとアクセルの関係

緊張を高めて動くということは 車で言うと、ブレーキをかけながら アクセルを踏むという事 めいっぱいアクセルを踏めば 車は進むが とっても負担がかかる ブレーキを辞めずに 筋トレしてアクセルのパワーをあげたら さらにが身体に負担がかかるだけ スムーズ…

ストレッチはしなくていい

普段みなさんはストレッチをしていますか? 僕はほとんどしていません。 利用者さんや患者さんにもとても強い要望がない限り一切行いません。 ストレッチをしなくても人は 十分に柔らかくなるし、機能的になります。 僕自身、実際今の方が背骨も柔軟ですし、…

歳をとって歩けなくなるのは筋力が低下しているからでない

歳を重ねると 自分で動けるかどうか が非常に人生を左右されるものになります。 立てない、歩けない状態では誰かの介助に頼らなければいけません。 外出どころか、部屋の中の好きなところやトイレにさえ自分でいけないのです。 僕も十数年リハビリの仕事をし…

多くの人が勘違いしている「バランス」について

皆さんはバランスの向上というと何を基準にしていますか?? バランスの良さを測ろうとするときよく片足立ちにして何秒保てるかということをよくしますが、実はこの考え方ではバランスが向上することは難しいです。 これはバランスとは何かを知らないためで…

受け取り力

何かをする事も大事だけど、 それを、どう受け取るかも大事です。 という話です。 例えば、食事に関して添加物を避けたり、天然のものを、食べたり、遺伝子組み換え作物を避けたりする人も多いですよね? 僕も積極的ではありませんが、なるべく食べないよう…

感覚の回復とは感じ方の回復のこと 感じ方が変われば実感が変わり、動きが回復する

随分長いタイトルになりました、、、笑 感覚の事って伝わりにくいのでどうしても長くなっちゃいます。 でも、ここだけしかない重要な内容だと思いますので、よろしければ少しお付き合いください。 感覚とはどのように働いて、どのように機能してるのでしょう…

骨格に沿った動きをするのではなく、動きに骨格を合わせること

骨格は人それぞれ違います。 人それぞれにの骨格に適した動きというものがあります。 しかし 人間の動きって、必ずしも骨格に沿わなければいけないものでしょうか? 僕は必ずしも、骨格に沿わなければいけないわけではないと思います。 骨格に沿う動きばかり…

可動域訓練の対象として相手を見るのではなく

一般の理学療法、作業療法の時によく関節可動域訓練をします。 関節可動域訓練とは、ざっくり言うと固まった関節の可動域を広げるために動かすアプローチです。 セラピストによって、しない人もいるけど、大半の病院ではしてると思います。 今回はそれがいい…

森を知れば、木を知れば、根を知れば、繊維を知れば、細胞を知れば、、、

「木を見て森をみず」 とても有名なことわざがあります。森という全体を木だけを見ててもわからないよ。という例えです。木という部分を知る事は大切ですが、森全体がどうなっているか理解して初めて役に立つことができます。木ばかり見ていては、森全体は一…

アンチエイジングという言葉の罪

アンチエイジングのは、エイジングとは歳をとること、アンチというのは、それに反対すること。つまり歳をとることに反対するという意味です。一言で言えば老化防止です。 現在日本では、アンチエイジングというもとに、色々なエクササイズ、リハビリ、食事療…