ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

森を知れば、木を知れば、根を知れば、繊維を知れば、細胞を知れば、、、

「木を見て森をみず」

 

とても有名なことわざがあります。森という全体を木だけを見ててもわからないよ。という例えです。木という部分を知る事は大切ですが、森全体がどうなっているか理解して初めて役に立つことができます。木ばかり見ていては、森全体は一生理解する事は出来ませせん。

 

ここで伝えているのは、部分ばかり見ないようして、全体を知ることが大切ですよ。という教訓ではありますが、さらに深い教訓が隠れているような気がします。

 

それは、木と森の関係性を知るということです。

より簡単にいうなれば、木と森のつながりを理解することです。

 

多くの物事はつながっています。つながりの中で理解できるからこそ、部分的なことも意味を持つのです。

 

木と森だけでなく、森全体が一種の関係性の中で機能していると捉えて見ましょう。木だけ理解しても、木が全体との関係性を知るからこそ、木そのものの意味が明確になるのです。何も木だけでなく、さらに細かい部分にも落とし込んだりすることも可能です。

たとえば、幹は木の一部ですか、やはりそれ単体ではなく、木全体して意味をなすものです。そして木全体は森全体を理解して意味をなすものです。

 

ここからは、少し森の構成を考えて見ましょう。

 

こんな感じで全体から部分に落とし込めます。

森→木→根→根の繊維→細胞

 

もちろん、森を構成するには、木や土や動物の生態系などに分類することができますが、ここでは簡単に表現しています。下のレベルに行くほど、実は細分化されていきます。

 

下記のように別ルートで表現することも可能です。

森→木→葉→葉脈→葉の繊維→細胞→構成物質

構成要素を分類すれば、多くのルートが出来上がるでしょう。

 

ただ、ここでは細分化を詳細に述べることが目的ではないので、割愛します。

 

大切なのは、すべては「つながっている」という理解です。

物事を単独で理解するのではなく、どのようにつながっているのか、つまり関係性で理解して行くことが必要です。

 

実は、私たちの動きもつながりの中で理解しないと本当の意味で森を見ているとは限らないのです。

 

寝返りと歩行のつながり、歩行と食事動作のつながり、仕事の動きと骨盤の関係、私たちの動きも森と同じように、一種の階層性になっているのです。

 

この階層性を表現したものが

シンプルラーニングの「関係性のレベル」です。

 

関係性のレベルを理解することで、初めて動きをつながりの中で機能的に捉えることができるです。

 

僕らは関係の中で機能しているのであれば、関係性の改善こそが機能の改善です。

動きは関係性を抜きにして語ることはできないと思っています。

 

一つの動きに関しても実は多様なつながりがあるのです。

 

s-learning.jimdo.com

 

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