ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

リハビリ・ケア

意識する。言葉にする。やり方を変える。それでは動きは学べない

赤ん坊は動きを方を 言葉で、意識して、思考して 学んでなどいない。 私たちは ランダムに動き 感覚を使い 無意思的に学習をしてきた。 私たちは 気付いたら立ち上がり 気付いたら歩いていた 誰かにやり方を教わったものでもないし 言葉で覚えたわけではない…

構造を分解しても、機能はわからない

リハビリ場面などで 動きを支援するために 筋肉を個別に覚えようとするが それでは人の機能は見えてこない パソコンに例えるとわかりやすい バッテリーだけみても CPUだけみて ディスプレイの構造を深く理解しても プログラミングすることはできない 一つ一…

動画解説:【カンタンだけど超重要】起き上がりの介助の3つのポイント

今回は起き上がりについて解説しました。動画では出来るだけ簡単で実行しやすいポイントを3つ紹介しました。 ポイント1つめと2つめの解説 起き上がりの時、実は「手足の位置をどこに置くか」が大きなポイントになります。自分の身体に合った手足に位置にす…

そろそろスライドすることを見直しませんか?

スライディングシート をご存知でしょうか? スライディングシートは薄く、よく滑るビニール素材でできています。 それを介助される人の下に敷きズズーと滑らせることで介助します。 各地で販売され また介護研修でもよく紹介されています。 実は スライドす…

教育系理学療法士はどうでしょう? 教育系看護師とか、介護士とか、新しい資格の分類を提案します。

『無知の知』という言葉をご存知ですか?? ソクラテスの言葉です。 ソクラテスは自分の知恵は完全でないことに気づいていることを無知の知と呼びました。 知ってる。と思い込むことで 物事が見えなくなることを危惧していたのです。 世の中は複雑です。 一…

クイズ!!マッチョとヒョロイおじいさん。どっちが老後動けるでしょう。

答えは下の方に 正確は、、、、 ヒョロイおじいさんです!! 皆さんはどう思われましたか?? 実際街でもスタスタと歩いてるのは比較的ヒョロイ人が多いとは思いませんか? それにはちゃんとした理由があるのです。 人の動きは効率性というものを考慮しなけ…

枕ピローの売り文句の話 褥瘡のケアにも繋がること

圧力がかかっている=本当に負担がかかっているのか? 前からずっとテレビの枕のCM見て違和感を感じていたことがあります。いかにこの枕は優れているかを紹介してるのですが、説明がおかしいのです。 接地面が大きくなった とか 圧力が分散されてる (体重が…

人の動きと筋肉の本質について

人の動きを理解しようとする時 一般的に人体にたくさんある筋肉を覚えようとします。 例えば一般的な上腕二頭筋の説明を見てみましょう。 ※絵を見ながらじゃないとわかりにくいと思いますので、さらっと読み飛ばしてください。 『二頭の名の通り起始部が長頭…

発達のプロセスを丸暗記しても仕方がない

発達の勉強というと 何を想像しますか。 大体一ヶ月でこれくらいのことができて〜 三ヶ月ではだいたいこのくらいで〜 というように 教科書みたいに暗記してしまいます。 実はそれでは臨床上は役に立たないんですよね。 発達のプロセスも 実はものすごく個人…

研修に行っていないことよりも、今している仕事が経験値とならないことが問題だ

よく、研修に行かないことを問題視する人は多いです。 自己研鑽を積むという意味で非常に大切だと思いますし、私もセミナーをしているので 研修に参加する。というのはとっても役に立つと思います。 しかしながら、研修行くことが正しいという主張は 本質が…

手作りのアプローチ

リハビリテーションに関わる職種は一応、医療の職種として分類されますが やってることは 基本個別の関わりです。 集団アプローチにしろ 集団そのものを扱うのではなく 集団に参加してる 個々がそれぞれ効果がでるように 関わり方や アプローチを考えていく…

動きの支援に資格は関係ない

今日キネステティク基礎コース東京です。 今回の参加者は介護の仕事をしておられる方が多いです。 コース中盤になってきましたが みんな上手いです。 理学療法士だから介助が上手いとか 実際そんなの全く関係ありません。 丁寧に人と向き合える人ほど 上手い…

膝カックンからわかる膝の機能の本質

膝カックンご存知ですか? 立ってる人の後ろから、膝を折るように 力を加えてビックリさせるアレです。 ※こんな感じです。 肘も膝もカックンできるけど 股関節や足関節はカックンできません。 股関節をカックンしようとしても 耐えられたり、ちょと曲がる程…

巻き肩というのは、肩が巻き込まれているというより真ん中が凹んでいる

両肩が前方かつ内側に出てる 『巻き肩』という現象。 けっこう多くの人がなっていますよね。 これ 実は巻き方という認識は 基本的に誤りで 鎖骨の根元を含めた 胸の中心が、身体の内側、つまり背骨の方に凹んでいる ことが本質です。 (肩鎖関節と胸骨上部中…

骨の動きだけ見ると人の動きを誤解する?

筋肉は様々な方向に動くことができます。 立体的で色な方向に力をかけることができます。 例えば足を上げるにしろ 一見まっすぐ大腿骨が動いているように見えるかもしれませんが、 それは骨の形が変わらないからそのように見えてるだけなのです。 実際は色ん…

立ち上がり方を集めても、立ち上がり以上のことはできない

1.立ち上がり方ありきだと 相手に当てはめてしまう 2.覚える立ち上がり方よりも 相手の状態は多様だ 3.立ち上がり方を覚えると それ以外を排除しがち 4.立ち上がり方を教えてもらうことに慣れると 自分で見つけようとしなくなる 立ち上がり方を 10集めても 1…

概念を集めても、概念以上のことはできない

1.概念ありきだと 相手に当てはめてしまう 2.覚える概念よりも 相手の状態は多様だ 3.概念を覚えると それ以外を排除しがち 4.概念を教えてもらうことに慣れると 自分で見つけようとしなくなる 概念を 10集めても 100集めても 1000集めても いくら概念を集め…

テクニックを集めても、テクニック以上はできない

1.テクニックありきだと 相手に当てはめてしまう 2.覚えるテクニックよりも 相手の状態は多様だ 3.テクニックを覚えると それ以外を排除しがち 4.テクニックを教えてもらうことに慣れると 自分で見つけようとしなくなる テクニックを 10集めても 100集めても…

イメージとは感覚情報ではない

イメージとは 感覚情報をもとにして 作りあげる像なので 多くの場合 イメージ=形や映像 つまり視覚によるもの となるが 実はそうではなく 私たちは 熱い、冷たい も想像できるし 固い柔い や質感など 触れたものも想像 つまりイメージできる 身体図式とかボ…

重力と適応するために学ぶ必要があること

重力と適応するためには 重力の特性 と 身体の特性 の二つを理解する必要がある。 重力とは何か? ニュートン物理学レベルだと 重力とは下方向にかかる一定の力だ この力は常に地球の中心に向かっている 私たちがこの重力の中で動くのであれば つねに下方向…

内側と外側の神経系

人には内側と外側の神経系がある 外側は思考や考え方、イメージであり 内側はあり方や感覚である 外側は意識的であり 内側は無意識的だとも言える 動きを学習してもらうとき このようにやればいいよ。 というのは 外側の考え方を教えたことになる 当然 やり…

正しい姿勢よりも、あり方を

人には外側と内側があるとしよう 外側は価値観や正しさで 内側が自分のあり方だとする どんな正しい姿勢を無理矢理作っても 自分のあり方が変わらないければ 外側だけ変えて 内側が変わってないようなものだから 続くわけがない 人は 悲しいとき丸くなり 緊…

新しいセミナー開始します!!DF式ポジショニング

寝たきりの人に、もっと良いポジショニングの考え方はないだろうか? 今の現状のポジショニングは「決まった姿勢」という型に当てはめて どこにクッションを入れるか?ということが主になっています。 現実は クッションの入れ方一つとっても 入れる量や時間…

歩くとき足底のどこから足を地面にのせるかは重要ではない

よく歩行について学ぶときに 足の裏のどこに地面を着けるとよいか? という話題になるかと思います。 踵から? とか 足裏全体から? もしくは 母指球から? など色んな意見があります。 しかしこれらの内容は 表面的なのです。 実際、地面は凸凹してたり ぬ…

分析をいくらしても答えは見つからない

考える←実体はない、頭の中、抽象的 行う←実体がある、身体の動き、具体的 考えると行うには 大きな隔たりがある 考えてることと 実際に行うことはイコールではない。 頭でイメージできるかもしれないが 現実に起こってることを かなり抽象化してしまってい…

拘束されて作られた寝たきりは、トラウマである

寝たきりを ただ身体の動かない存在としてみると 何も分からなくなる 一見身体の拘縮や固まりなど 似ているところあるかもしれない だけど 寝たきりになるプロセスは 人によって全く違う もし あなたが寝たきりの人にアプローチしたいのならば その人が寝た…

キネステティク基礎コース大阪6月開催しました

キネステティクとは 動きの概念を学び また その概念で 『その人にとって楽に動くこと』を 探求するためのものです。 その人らしい が介護やケアの中で尊重されるのに なぜか 動きだけは 正しく動くことを強要されがちです。 僕らは 個性が違うように 身体も…

ゴリゴリ、グイグイ系の関節可動域訓練はやめませんか?

私たちの身体は細胞の集まりでできております。 当然 関節、筋肉、筋膜、靭帯など ミクロのレベルで見ると 例えば 筋繊維それぞれに 神経が配置されていて 骨と言っても たくさんの骨細胞で構成されています。 実はとても精密で とても繊細な構造を持ってお…

何かをしなくても

『来てくれて元気なるわぁ』 『顔を見れて嬉しい』 と案外 それが大事だったりする。 僕らは 関係性によって動けるようになる。 人は元気になって、笑顔になるのではない 笑顔になるから、元気になるのだ。 そして関係性が笑顔を作る 例え何かをしなくても、…

答えはどこに??

自分の答えは 教科書に書いているわけでもなく 偉い先生が教えてくれるでもなく もちろん、猫や犬が教えてくれるわけでもない。 そう、 誰かに教えてもらえるわけではなく 答えは『自分』にある。 世界中に自分の答えを探しても 答えは自分のところにしかな…