分析は答え合わせをするためではない
分析とは、何か答えを見つける作業ではなく
相手を知るためのものです。
答えは、相手と一緒に探していくもので
決められた答えを相手に合わせるものではありません。
多くの人は答えを見つけようとして分析し、ありもしない答えを見つけて安心したくなります。
正常といわれる動作
偉い先生が言った法則
自分の持ってる知恵や理論
しかし残念ながら
そこに答えはありません。
答えは目の前の人にしかなく
答えはみんなそれぞれ違うのです。
そのあたりが不明確だと
自分の予測に相手を合わそうとしたり
予測以外の事に対して、全く気づかなくなります。
相手によって答えが違うなら
その答えにたどり着くには
まず、相手を知る必要があります。
それが分析です。
色んな視点からその人を知る。
知らなければ始まりません。
理論や知識はその視点を広げるためにあります。
また、分析をされるもの、するものという一方的な関係のあり方でなく、分析する方も、相手を知るプロセスの中で、相手も自分を知っていきます。
つまり分析のプロセスとは
お互いをよく知るためのプロセスです。
お互いをよく知り、よい関係を築き、だからこそ質のよい学習が可能になります。