骨格に沿った動きをするのではなく、動きに骨格を合わせること
骨格は人それぞれ違います。
人それぞれにの骨格に適した動きというものがあります。
しかし
人間の動きって、必ずしも骨格に沿わなければいけないものでしょうか?
僕は必ずしも、骨格に沿わなければいけないわけではないと思います。
骨格に沿う動きばかりしてると動作のバリエーションが限られてしまうからです。
実際私たちの環境は変化にとんだ中で動きます。骨格に向こうがあわせてくれればいいですが、こちらが環境にあわせないといけない事が多いでしょう。
骨格を基準にすると、動きは楽かもしれませんが、楽な動きが限定され、とっても動作が窮屈なのです。バリエーションにかけるのです。
動きを考える上で大切なのは、適応力です。
適応力かあれは、骨格を環境にあわせてつかう事ができます。
骨格どうりに動くのではなく、骨格をうまく使って色んな動きを行うのです。
骨格に沿った楽な動きでも、もちろんいいですが、色んな動きが楽になった時、より機能的動けます。
骨格を基準に判断してしまうと、骨格に即した動きしなければ行けないと思ってしまいます。
しかし、本当に能力が高い人は色んな動きに骨格を使います。
そうすれば、羽生結弦選手のように、重力の中で身体を持ちあげ、氷を滑っても、楽に動く事ができるかもしれません。
いつまでも、持ち上げていけない、滑ったらいけないという考えだと、一生できないのです。
もちろん僕らも、羽生選手と同じようにいかないけども、骨格に動きを合わせるのではなく、動きを骨格合わせたとき、より重力の中で多様な動きができるのです。そもそも考え方が逆なんです。
これ、ちゃんと理解すると、ポジショニングから、介助やリハビリまで、まるでひっくり返ります。
例えばクッションを骨格に沿っておくのではなく、本人がしたい動作にうまく骨格が使えるようにおく。(この人はこうだからと決まり切った置き方はしない。やりたい事によって変わるし、その人の適応力によっても変わる)
リハビリするにしても、構造に沿った動き覚えるのではなく、したい動きに構造をうまく使う事を学ぶ。もちろんその人適応力に添いながら。
介助でも、骨格どうりに動かすのでなく、本人のしたい動きでの起きあがりをさらに骨格を上手く使うことで楽にするなど。
正しい動きなんてないんです。どんな動きでもしたい動きができるように学びます。
持ち上げる動きも上手くやれば大変機能的ですし、持ち上げなくても骨格をうまく使えないなら下手です。
タイトルにも書きましたが
骨格に沿った動きをするのではなく、動きに骨格を合わせること
それが、自分のしたいことを自由にするということです。
同じようですけど、逆に書いてるだけで、意味も逆になるので!ゆっくり噛み砕いて読んでもらえればありがたいです。
これが機能回復という動きの理解です。そしてシンプルラーニングの目指すところです。
それにしても金メダル凄いですね!おめでとうございます!