ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

ストレッチはしなくていい

普段みなさんはストレッチをしていますか?

 

僕はほとんどしていません。

利用者さんや患者さんにもとても強い要望がない限り一切行いません。

 

ストレッチをしなくても人は

十分に柔らかくなるし、機能的になります。

 

僕自身、実際今の方が背骨も柔軟ですし、

姿勢も楽です。

 

ストレッチは10年以上していませんが、10年前よりも

確実に柔軟性は高いと思います。

 

ここでは筋肉の簡単な機能から

ストレッチに関して考えて見ましょう。

 

筋肉の機能は2つしかありません。

 

それは

 

縮む

緩むです。

 

言い換えると

収縮するか

しないか

 

なのです。

 

ここで大切なのは

自ら伸びるという機能はありません。

 

筋肉が伸びるということは

その筋肉は緩んでいるのと同時に

別の部分が縮んでいるから

結果その部分が伸びていくのです。

 

関節の可動域を広げたり

筋肉を再教育していくには

 

縮むのをやめるか

緩んだ時に別の部分働いて

協調的に伸びるか

 

を学習する必要があります。

そして緩んだり、収縮することを他の部位と合わさって

協調的に切り替えができることが

筋肉の本質的な機能であり、根本的な解剖学です。

 

ストレッチは縮んだまま伸びるという

解剖学には矛盾した動きになります。

 

そもそも筋肉は伸びるという機能はないのです。

 

さらに縮んだまま伸ばそうとすることは

組織の負荷は相当なものになります。

 

筋肉の本質的な機能にそうなら

まず、縮むのをやめる

 

そして他の筋と協調的に働くようにつながりを学習する

それが自然です。

 

事実、ストレッチはしなくても

 

そのように筋肉の動きをの学習を手伝えば

簡単に可動域は広がります。

 

さらに無駄な力がなくなるので、

パフォーマンスも上がります。

 

そして何より

無理やり動かさないので

身体を痛めるリスクもありません。

 

もちろんストレッチも本人自身が変化できるように

時間をかけて

丁寧に、丁寧に行えば

 

シンプルラーニングの学びの要素が自然と入るので

変化もしていくと思います。

 

根本的には

何をするかよりも

どのようにするかが大切なのですから。

 

ただ、乱暴

ぐっと筋肉を力任せに伸ばすようなストレッチは

身体のパフォーマンスを低下し

さらに組織を壊すことにもなりかねません。

 

縮んでいるから、伸ばすというのは皆思いつきますが、

プロとしては、さらに別の方法を提案したいと思います。

 

実際に他に方法はあるのです。

 

嘘だと思うなら右肩か左肩の片方だけを

ナメクジが動くような速度でゆっくりと

2から3回程度、肩を回してみてください。

 

ほんとゆっくり、ゆっくり

リラックスして

無理なく、丁寧にじっくりと

呼吸を楽に〜

 

今度は逆回しで2.3回回してみましょう。

 

そして反対側の何もしていない肩と

回し具合を見てください。

 

反応は人それぞれですが、

左右の変化を感じられるかもしれません。

 

人は無理に何かをしなくても

十分変化します。

 

むしろそちらの方が自分の内部から変化していくことができます。

 

一番大切でシンプルな解剖学は

そもそも筋肉は自分で無意識にも、意識的にもコントロールしています。

 

車の運転手と同じで

暴走した車を無理やり止めても、

運転手がペダルを踏みつけるのをやめない限り

 

無理やり止めたとて

車は痛めていきます。

 

一番手取り早い方法は

運転手がペダルを踏むのをやめることです。

 

人も同じです。

内部から変わらないと、結局動きは変わりません。

 

アクセルのオンオフをしっかり学ぶことができてこそ

車を自由に操作できるように

自分の身体を操作できるようになるのです。