ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

クイズ!!マッチョとヒョロイおじいさん。どっちが老後動けるでしょう。

答えは下の方に

 

 

 

 

 

 

 

 

正確は、、、、

 

 

 

 

 

 

ヒョロイおじいさんです!!

 

皆さんはどう思われましたか??

 

 

 

実際街でもスタスタと歩いてるのは比較的ヒョロイ人が多いとは思いませんか?

 

それにはちゃんとした理由があるのです。

 

人の動きは効率性というものを考慮しなければいけません。

 

若い頃から筋肉に頼っている人は無理やり動く癖がついてるので、エネルギー効率はすごく悪いです。また筋肉はとても重いたい物質です。

 

言ってみれば、筋肉がたくさんついた体は戦車みたいなものです。若いころは充分エネルギーがあり動けるのですが、少し弱るだけで大きな体を動かすエネルギーが足りなくなります。

 

逆にヒョロおいじちゃんは、自転車のようなもので、少々エネルギーがなくても、ゆっくり漕げば進みます。

 

筋力を保とうとするのは、戦車に乗り続けようとすることと同じことです。

 

もちろん、パワーがあれば、色んな人と戦うこともできるでしょう。しかし老後の限られたエネルギーを戦いに回すほど余裕はないのです。ただでさえ重いので、移動さえままならなくなることもあります。

 

いくら鍛えても、戦車の機能は落ちる。乗り換えないとスムーズに動けない

楽しい老後を迎えるためには、戦車にのるより自転車でヒョイヒョイ移動したほうがよっぽど楽です。若い時ほど素早くは動けないかもしれませんが、リラックスして移動できます。

 

もとから自転車に乗っている人は、老後もスイスイ動けるでしょう。しかし戦車に乗っているなら、いくら鍛えても若い頃と同じにはなりません。乗り換えないと動きは鈍くなってしまいます。

 

まとめると

人は老います。筋トレしたら筋力は上がるというエビデンスはありますが、周りをみれば若いころより筋力が減っているのは明確です。さらに重いものを無理やエンジンを高回転で回すと、身体の負担は高まってしまうのです。人によってはものすごく力はあるのに、不効率なためガチガチの固い動きになる人もいるでしょう。

 

現実に即して考えると、若い頃の動きを保とうとするより、力が減るなら、減るなりに効率よく動くことを学習するほうが現実的です。筋トレして老化を予防しようというのは、ずっと死なないようにしようとするのと同じで、生物として無理がありすぎます。

 

よく力を抜け!と色んな習い事で指導されることはありませんか?これは無駄な力が動作をぎこちなくすることを、動きの修練が必要な人は経験的に力が動きの邪魔をする。ということを知っているのです。

 

年をとれば、それに適した動きというものがあります。中年になって、ミニスカ履くのも僕は個性があっていいと思いますが、中年は中年にしか着こなせない服があるのと同じです。自分にあったものを選ぶことは、今の自分を許容し、1番輝くことができるのです。

 

もちろん個体差はあるので、たまにぶっ飛んだ動きができる人もいるでしょう。しかしそれに全体が合わせる必要はありません。皆が100歳でも走って、毎日運動してるようなおじいさんにはなれないのです。そういう人はテレビに出るくらい珍しいと思ってもらっていいでしょう。

(ちなみにイチローは効率性の塊です。オリックス時代に筋トレをして動きが鈍くなったことに気づき、トレーニング方法を変えてから成績が伸びました。だからこそ最近まで現役でメジャーリーグで活躍することができています。本人がインタビューで語っています。)

 

実際世の中のヒョロイおじいさんは、意識するしないにしろ効率的に動いているので、筋力が減っても不便なく動けるのです。

 

ヒョロイおじいさんはエネルギー効率性が高いです。介護予防とは筋力をつけることではありません。効率的に動くことを学ぶことこそ、老化に対する最適解です。

 

老後はマッチョではなく

ヒョロイを目指しましょー