動きの学習に必須なランダムエラーという概念
動きの学習をするとき、試行錯誤することは間違いないが、どこかで正解に向かうための試行錯誤になってませんか??
動きの学習とは、
正解を見つけるためにエラーをするのではなく
そもそも
エラーをすることが目的なのです。
ここを勘違いすると、試行錯誤の中で出来るだけエラーを少なくしようとしたり、エラーが出ることで落ち込んだりします。
エラーの積み重ねが正解なのです。
正解を分解すると、その中身はエラーが大量に入っています。
例えば、肉まんが「正解」であるなら、具はエラーって感じです。肉まんをパカっと開くとエラーが飛び出してきます。
決してエラーに埋もれてる肉まんを探すのではありません。エラーそのものが肉まんなのです。
とちょっと例えがわかりにくいかもしれませんが、正解とエラーは全くの別ものではありません。
エラーが統合された時
それが正解に1番近づくのです。
動きの学習の場面では
感覚は動きに変化されます。
ただし、関係がうまくいってない
組織間での応答は
混乱しながら様々な動きのエラーを生みます。
これをランダムエラーと呼んでいます。
動きの学習とは、正解を探求することではありません。
このランダムエラーをたくさん積むことで
自然と正解に近づいてるのです。
つまるところ、
動きの学習とは、ランダムエラーをすることです。
正解を見つけることではありません。
だからこそ
失敗したからと言って落ち込む必要もありません。それも必要なプロセスです。
むしろ失敗をたくさんしなければ
正解にならない構造なのです。
失敗と正解は区別できるものではなく
失敗の塊が正解なのですから。
感覚とランダムエラーについては
8/16日の西宮のシンプルラーニングの練習会
『感覚の理解を深める』
もしくは
最新の7/4.5のベーシックで紹介したいと思います!今回からです。二回目以降の復習参加もおススメ。