ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

教える側の成長 〜シンプルラーニング教師について

教えることは学ぶことになる。

 

というのはよく聞くことかもしれませんが、これはまぎれもない事実です。学びのステージの第3段階に移行するからです。

(詳しくはこちらをどうぞ)

4つの学習のステージ - ぼちぼちでええやん。

 

ただし何を教えるかによって、教える側の成長も変わっていきます。やり方やハウツーをおしえる教育では、そのやり方やハウツーに対しては詳しくなります。しかしそれ以上の能力は伸びにくいのです。やり方には限界があるからです。

 

その一方で教育を受ける人の思考を伸ばしたり、より参加者がクリエイティブに考えたり、動くことを教育しているのであれば

 

教える側もさらに深く考えられるように成長したり、よりクリエイティブに柔軟に動けるようになります。

 

つまり何かを教えれば、自動的に成長するのではありません。教えるだけで優秀になれるのなら、全ての教師は素晴らしいということになるが、実際そうでない人もいるし、素晴らしいもいる。ではこの違いは何から生まれるのだろうか?答えは簡単です。それは

 

『何を教えるか?』

の違いによって教える側の成長は変わるのです。

 

相手に対して

『何を教えるか?』そのものが自分の学びに

そのまま跳ね返っていく。

 

言い方を変えると教える側が

テクニックの習得を目的とするか

その人自身の成長を目的とするか

の違いから

 

前者はテクニックについて理解が深まるし

後者は人の成長について理解を深める

と教える側にも学びの違いが生まれます。

 

ただし、前者はテクニックに固執するあまり、それ以外の考えが見えなくなったり、そのテクニックが正しいと盲信してしまうことで、学んでいるようで、より視界が狭くなってしまう例も多々あるように思います。

 

後者は後者で、教えることに制限がない分、試行錯誤が求めれることになるでしょう。教えるながら、教える側も失敗を許容していかなければなりません。

 

現実は思ってる以上に複雑です。この変化にとんだ世界で色んな人の動きの学習を助けようと思うとなると、やはり基礎力、つまり人の根本的な成長が必要だと思います。

 

では、ここでいう成長とは何か?を説明します。違いを繊細に感じる能力と動き、思考の柔軟性、そこからくる創造性と応用力です。そして常に現実に向き合う試行錯誤する力、またそのプロセスを楽しむ能力です。

 

シンプルラーニングはまさに後者の学びであり

具体的なテクニックは教えません。テクニックは教えないが、相手にあった関わりを探求したり、クリエイティブに創造できるように教えます。やり方に固執するのではなく、試行錯誤しながらその時にできる関わりを探求していくのです。

 

つまるところ、相手とどう向き合うかを学習します。テクニックや一方的に考えを押し付けるのではなく、共に探求する能力を養うことです。

 

そして、ここからが重要なのだけど

相手にそのようなクリエイティブで柔軟な探求を教育することそのものが、教える側自身のクリエイティブで柔軟な探求に結びついていく。

 

重要なので何度も言うが、『学びは跳ね返る』のです。何を教えるかによって、教える側も同じように学びます。

 

シンプルラーニングの教育は従来の教育と大きく違うことは、明確な答えがない。ということです。しかし同時に答えがないこらこそ、相手とともに探求していけるのです。誰か決められた答えで自らを無理矢理納得する必要もないし、人と同じようにする必要もありません。

 

シンプルラーニングのベーシック教師は、そんな理念のもとに、実践のステージという段階から、教えるステージに適切に導くことを目的としてる。教師になったから1人前というわけではなく、教えるステージで安心して探求できるスタート地点まで案内するのがベーシック教師養成コースの役割だ。

 

教えるという未知の冒険を楽しむのは自分自身ですからね。そのための道具と準備を、みんなで試行錯誤しながら学んでいく。それがシンプルラーニングのベーシック教師養成コースなのです。

 

実践者の次のステップになるため、おそらく2年に一度程度しか開催できないコースです。せっかく動きの学習を日々深めて、誰にも簡単にはできないことができてるのに、それを毎日の実践だけでなく、より広く活躍して欲しという思いからロイヤリティをとることもありません。(身近すぎて実感ないかもしれませんが、ほんとに世界中で誰もができないことをしてるんですよ。適応応答1つとっても殆どの人が知らないしできません)免許があれば基本的に自由に活動できます。

 

もちろん完璧に実践したり、教育したりすることを考える必要はありません。実践者と同じで失敗しながら学んでいくものです。失敗はいつでも学習の味方です。

 

教師はカッコよく目の前でなんでもできる人を演じる必要はありません。共に失敗し、自分らしく、楽しく参加者と探求していけばそれでいいのです。そのプロセスこそが教える側も、参加者も全ての学びにつながるのです。

 

興味があればホームページからご覧下さい。

ホーム(セミナー予定) - シンプルラーニング協会

 

下には過去の教師コースの写真をアップしておきます。

※ちなみに昨日から1月末までの超早期割も開始してます。

ベーシック教師コース第2期詳細

シンプルラーニング《認定》ベーシック教師養成コース2期 - シンプルラーニング協会

 

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