ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

発達のプロセスを丸暗記しても仕方がない

発達の勉強というと

何を想像しますか。

 

大体一ヶ月でこれくらいのことができて〜

三ヶ月ではだいたいこのくらいで〜

 

というように

教科書みたいに暗記してしまいます。

 

実はそれでは臨床上は役に立たないんですよね。

 

発達のプロセスも

実はものすごく個人差があります。

 

まったく同じように発達することはありません。

よくよく観察すればするほど

違います。

 

ん?そうは言っても

いきなり寝返りもできない赤ん坊が

歩行するような

ぶっとんだ動きはできないよね?

 

って思うかもしれません。

実はそれも正解です。

 

発達とは

全く違う個人差があるもの事実ですが

似ている部分もあるのが事実です。

 

だからこそ

丸暗記すればよい。というものでないです。

先ほども言いましが個人差がありますから。

 

ではなぜ似通っているところもあるのでしょう。

答えは簡単です。

 

細かくみると全く違いますが、人間の身体が大きな部分では似ているからです。

 

人には頭の下に胴体があって

腕が左右に、足が左右についている。

これぐらい大まなかな構造は特殊な状況がない限り同じです。

 

そこに重力が下方向にかかります。

 

まとめると

真ん中に大きな胴体という棒があり

先に頭があって

左右に細い棒が4本ついている

 

これらを重量下の中で動かすために

試行錯誤しているのが発達のプロセスです。

 

ここまで共通している部分ですが

逆に共通していないこともあります。

 

それは育った環境が違うこと

生まれた季節も違えば

文化も違う

親の関わり方も違うため

 

また体もよくみると

細い、太い、丸いなど

筋緊張が高め、ゆるめ

など個人の違いがあるのも事実です。

 

そして、基本的に赤ん坊は決められた動きをするわけではありません。

今できるらことをランダムに動くのです。

 

発達のプロセスを理解するためには

これらを把握しないと

本質的な理解には及びません。

 

つまり教科書的に覚えたところで

それが個人差という違いを理解できなくなるし

 

逆に個人差を理解しも

大まかな共通事項がないと

全体像が見えまえん。

 

まとめると

発達のプロセスを理解するなら

同時に二つの相反する物事をミックスさせて

理解する必要があります。

 

一つは

同じ構造体をもった発達のプロセス

 

もう一つは

個人の違いによる発達のプロセス

 

なぜこれらを2つの視点で理解しなければいけないかというと

 

よくある現場の間違いとして多いのは

個人差を配慮しないまま教科書的な発達を押し付けることです。

 

その子をの発達を広げるのではく

逆に型にあわせするぎることにより

その子の探求を邪魔してしまうことがよくあるのです。

 

また基準に比べて

劣っているとか、優れているとか安易に思ってしましがちです。

 

逆にここの違いだけで理解すると

立位までどのように動きを発達していくのか

まったく見えなくなります。

それでは今、発達してるのか、していないのか

つまずいてるのか

わからなくなりがちです。

 

 

発達のプロセスを理解するための

キーがあります。

 

それは

動きを簡単から複雑な動きを獲得していくプロセスだと理解することです。

 

そのような考えをもとに

重力かでの私たちの身体構造を振り返ると

どんな動きが簡単で、どんな動きが複雑か

が理解できます。

 

私たちの構造は

中心に太い棒があり、左右に細い棒がある。上に丸い頭が乗っているのですから

当然

二本の細い棒の上に大きな体、頭が積みかせて動くほうが

すべてのパーツが床に寝ているのでは

どちらがコントロールが必要が

複雑か理解できるでしょう。

 

 

シンプルラーニングでは

動きの一つの分類としてを臥位、座位、四つ這い、立位

という重力と身体の関係性の観点

複雑さの観点から四つに分けて理解しています。

 

またこれらは姿勢ではなく動きです

座位なら座位で色なん動きができることが座位です。

止まっているものではありません。

 

話を戻しますが

どんな動きが複雑で、どんな動きが簡単か

を理解すると

 

発達のプロセスが見えてきます。

 

結局発達のプロセスとは

今あるその子なりの身体で

その子なりの環境の中で

その子なりのペースで

 

動きを簡単から複雑へ

積み重ねていくプロセスです。

 

その中で身体の重力の関係性で

ある程度の共通項がみえてくるのが

この臥位で動く、座位で動く、四つ這いで、、、

という区切りです。

 

ちなみに臥位の定義は

床と身体がコミュニケーションをとるのが臥位であり

決まった形はありません。

 

座位も同じで

床とお尻がコミュんケーションをとるのが座位である

 

四つ這いは

手足と床、壁でコミュニケーションをとることです

 

立位は

床と足がコミュニケーションをとる

ことです。

 

このコミュニケーションというのがミソで

決まった形ではなく、シンプルラーニングでは

座位であっても非常に多様な動きの座位を経験します。

 

動きで例えると

座位のレベルの動きというのは

お尻でスピンしたり

お尻で跳ねたり

お尻で揺れたり、ねじたったり

実に多彩です。座位だから固まったイメージをしないでくださいね。

 

そして面白いのは

発達とは獲得してくプロセスではなく

自然と起こっていくプロセスです。

 

座位で多様な動きをしているうちに

気付いたら四つ這いになってた。

 

寝てゴロゴロしているうちに

気付いたら座っていた

 

というのが発達の本質でありプロセスです。

実に無意識的です。

 

けっして

今から起き上がりを獲得して

座位になろう

なんて思わないのです。

 

教科書丸暗記の

発達は実に不自然です。

 

以上のことを踏まえて

発達とは簡単なことで積み重ねいくことで

自然と複雑な動きを学習していくプロセスであり

 

またそのプロセスは非常に無意識的なものであるということです

また身体の構造と重力の共通点があるからこそ

ある一定の簡単から複雑な動きの傾向はある。

 

しかし個人差もあるために、大切なのは一般化したものを

その子に当てはめるのではなく、その子の発達に寄り添い

少しずつその子自身が動きを拡張していくことである。

 

大きなプロセスを理解すること

そして個人差を理解することで

今何がその子にとって学ぶ必要があるのかを考えることができます。

 

ちなみに

お年寄りの立てない人も結局まったく

同じ視点なのです。

 

シンプルのアドバンスまで受講した人向けに

ついでに言っておくと

 

立位は座位で動くことは日常生活動作レベルではありません。

寝ている動きから座位になる。

座位の動きがから四つ這いになる。

四つ這いの動きから立位になる。

 

これらの切り替えがスムーズに

シームレスに行うことが

日常生活動作であり、

 

立位レベル

座位レベルでどんな動きをしても

ベーシック ファンクションレベルです。

 

僕らは社会生活を満遍なく行えるためには

この切り替えを学習する必要があります。

 

もちろん練習するのではありません。

簡単ならレベルから身体の関係性を構築していくのです。

 

わらかんかったら

またベーシックやアドバンスや寝たきりから歩行までの

最新のスキルアップ で確認してください。

(今はコロナでできませんが)

 

ながく雑多になりましたが

では、また!!