ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

歩くとき足底のどこから足を地面にのせるかは重要ではない

よく歩行について学ぶときに

足の裏のどこに地面を着けるとよいか?

という話題になるかと思います。

 

踵から?

とか

足裏全体から?

もしくは

母指球から?

 

など色んな意見があります。

 

しかしこれらの内容は

表面的なのです。

 

実際、地面は凸凹してたり

ぬかるんでいたりするので

その状況により色んな足の付け方ができたほうがいいのですが

 

まぁ、これは多様性の話なので

いつも言ってることでもあります。

 

今回は機能的な側面で考えても

実はどこから足を乗せるかは重要ではないということを考えてみたいと思います。

 

もちろん

足部の1つとっても

安定してる部分や

逆に不安な部分など

色んな特徴があるのは事実です。

 

具体的に

足部の内側よりも

外側のほうが安定していてり

 

母指球のほうが

小指球よりも

よく動きますし

 

第三中足骨より

ほかの中足骨のほうが

動きやすい

 

距骨は

滑るように動く

など

色んな特徴があります。

 

そういう解剖学的特徴を

紐解けば

足の正しいつき方が

導き出されると思うかもしれません。

 

しかし実際のところ

足の正しいつき方など

存在しないのです。

 

先程も色んな足の付け方をしたほうが

色んな地面の状況に適応できる

という話をしましたが

 

実は機能的にも

色んなつき方ができるように

足は構成されているのです。

 

 

安定しているところや

不安なところ

があったとしても

 

実際としては

全てがの足部の部位が協調して働くようにできているのです。

 

ですから

例えば不安定な母指球からついても

それに合わせて安定した部分が

作用しますし

 

逆に踵からついても

母指球はバランスをとるために

能動的に動きます。

 

リハビリなどで

足の機能を高めようと考えるのならば

どこから足をつくのか?

という形にこだわるのではなく

 

足の部分それぞれが

他のパーツと協調した動きができているか?

が大切になります。

 

つまりリハビリなのどで

足部の機能を高める為には

どこからつけば足が機能するか?

ではなく、どこからついてもそれぞれ足の部分が機能することを目指すのです。

 

動きを学ぶべきは

形や型ではありません。

 

機能を高めたいのですから

構造だけでなく、機能的な視点でみていく必要があります。