ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

素人と玄人の違い

素人と、玄人の違いはなんでしょう?

 

どうすれば玄人になれるのでしょう?

 

時間をかけたら?

センス?

知識?

 

そうじゃないです。

答えは簡単です。

 

素人と玄人の違いは

 

差異、つまり「違い」がはっきりわかるか、わからないか

 

です。

 

シンプルにそれだけです。

 

 

玄人は同じようなものでも、その中に明確な違いを見つけます。一見同じに見えることでも全て違うように扱います。

 

知識もセンスも時間をかけて学ぶことも、全ては『違い』を明確に扱えるようになるためです。知識があっても、違いがわからなければ、あまり意味はありません。違いがわからなければいつまでも素人です。

 

僕は人に触るスキルやハンドリングを教えますから、それを基準にして説明すると、素人はどんな人の足でも、同じ足として扱います。

 

玄人はみんな違う足として扱います。Aさんの足首とBさんの足首は全く別のものです。さらに触れる前と、触れる後の違いも明確に扱います。いくら知識として解剖学に詳しかろうと、触れる時に全部おんなじ足として扱うなら、それは素人です。

 

ファションの世界ならば、素人は世の中の白シャツは全て同じ白シャツですが、玄人であるなら、その白シャツの腕のシルエット、艶があるかなどの素材、襟の大きさ、裾の長さ、ボタンの配置や材質など同じ白シャツでもこれぐらいは分類して、着用しています。

  

素人の時に人は注意した方がいい事が1つだけあります。

 

それは

 

素人のうちは

相手の能力を見定められない

という事です。

 

・ちょっと上手い人

・そこそこ上手い人

・かなりの達人

 

まで同じように、すげーってなってしまいます!

 

むしろ達人は素人の状態では理解が難解の事もあるので、そこそこ上手い人の方がすごいとなることも珍しくありません。ですから安易にすごいと思って決めつけないほうがいいです。自分が目指してるところが1番素晴らしいと思うのは早すぎるんです。

 

そこそこ上手い人をみてその業界のすべてを見通した気持ちになります。するともっと奥の深い世界は気づかなくなります。こうれが上限だとわかりきった気持ちなってしまうのです。

 

「わかりきる」

 

という事は物事の違いがわからないから起こるのです。素人は違いがわからないから、ちょっと出来たら出来たと思います。

  

素人はわかったと思って自信満々になり、玄人とはわからないといいながら、小さな違いに目を向け常に試行錯誤しています。素人にはそこまで最初の繊細で深い世界はわからないのです。

 

達人はいつまでもわからんと言うと思います。 分からんから、その中に違いを見ようとします。

 

他人からみて、すごい玄人だなぁと思っても、自分自身ではまだまだ素人だと思う人もたくさんいます。いつも違いを発見しようとする態度が、さらに違いがわかる達人が生まれるのです。違いがわかるからこそ、自分が分かりきってないということも明確にわかるのです。

 

素人だから、ダメで

玄人だから、いい

そんなものでは全くありません、

 

ただ、新しい世界を、見たいなら玄人になれるように学べば、今までのわかりきった同じものだと思ってた世界が、全く違う新しい一面を見せてくれるでしょう。

 

素人からはただのヘンタイにしか見てくれないかもですが笑