ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

感情ってなんだろう② 思考感情

前回は感覚にもとづく感情を説明しました。

※前回の記事はこちら

感情ってなんだろう① 身体感情について - ぼちぼちでええやん。

 

では思考にもとずく感情とはどのようなものでしょう。

 

これは文化や価値観に大きく影響させる感情です。

 

例えば

悲しみ。嫌なことがあった時の感情です。サイフ無くして悲しい、試験に落ちて悲しい。など多くの場合理由が存在しています。

※時間できず抑え込んでる人もいます。

 

怒ることも、同様に思考にもとづく感情です。渡部が不倫してサイテーだ!!とか、あんな可愛い嫁もらってるのに贅沢だ!!とか笑

※これを書いた日は報道があった日です。

 

このように何か理由があって、それが自分の意に沿った時に喜び、違うときは怒ったり、悲しんだりすることを思考にもとづく感情、略して思考感情と呼んでもいいでしょう。

 

これらの感情は思考にもとずいてますから、考え方や価値観が変われば自ずと違う感情を抱きます。

 

例えばアンジャッシュの渡部はけしからん!!と思っても、よくよく考えてみると全く関係ない人で自分はむしろTVみて楽しませてもらってたと思うと、腹の立ち具合も変わるでしょう。全く関係ないことを意識すれば、急にどうでもよくなりませんか?個人的には国の税金の使われ方のほうが気になります。

 

視点を変えるだけで感情が変わります。つまり思考にもとずく感情が制御できないのなら、無理矢理抑え込もうとするのではなく、色んな視点を学ぶことです。そうすることで物事を多様にとらえ、適切な感情を自分で選ぶことができます。

 

間違えても、今の発生する気持ちを直接抑え込むのではありません。そうではなく、もとになる思考や価値観を変えていく必要があります。感情そのものに抑制すると、感情を出すこと自体が抑制されるだけで、そのうち何も表出できなくなってしまいます。

 

例えば今怒りの理由があったとしても、怒らないでおこう、おこうとするよりも、なぜ自分は怒るのか?その思考パターンや価値観にフォーカスするのです。思考や捉え方が多彩になれば、一つの怒りの感情に振り回されることは自然となくなります。

 

渡部を例にあげると、不倫だから良くない!!っも怒りますが、そもそも表面的なところしか知らないわけだし、他人が口挟むことなのか、自分に関係あるのか、不倫が認められている国の人々も渡部と同じように批判していくのか、そんなことを考えながら思考を整理して、その上で納得しなければ、怒ればいいと思いますが、最初の不倫=悪だ!!というような感情とはまた違う感情を抱くでしょう。

 

まとめると

感情をより豊かにしたいなら

不快や快にもとづくものなら身体にアプローチし

理由があるものなら、思考にアプローチします。

 

どちらにも肝心なのは感情そのものを扱わない。ということです。それよりもそのベースになる思考や身体にアプローチするのです。感情は結果にしかすぎません。元を変えずに結果ばかり変えようとすると、無理が生じます。

 

感情そのもの抑圧は、全体の変換システムが機能せず、何も感じない、何も考えられない人になる恐れもあるでしょう。

 

いいんです。人間だから、変な理由で怒ることもあるでしょう。今思うとどうでもいいことにこだわり悲しくなることもあるでしょう。そんな失敗も受け入れながら、色んな感覚を感じ、色んな思考にふれていくことです。

 

次は、感覚にもとづく身体感情と、思考にもとづく思考感情の関係性を考えていきましょう。