根拠のない自信
自信というものは根拠があってはならない。
なぜならは根拠がなくなると
その自信は崩壊するからだ。
だから自信を持つには
何かをしたら
とか
何かができたから
とか
何かを持っているから
自信を得ようとしてはいけない。
何かをしなくても
何かができなくても
何かを持っていなくても
自分は素晴らしいと言えるか
が自信をもつということなのだ
と頭でわかってても
そんな簡単に素晴らしいと思えるわけないよね
今までの価値観の中で生きていると
当然
持っている人や
できる人が
眩しく見えるもの
だから自分を素晴らしいと
思う必要はない
でなければ
自分を素晴らしいと思えない
自分は素晴らしくない
ということになるから
自信とはそんなに大それたものではなく
自分に
『許可を与えること』
たったそれだけなのだ
持っていても、持ってなくても
すごくても、すごくなくても
できても、できなくても
成功しても、失敗しても
それでもいいやと思えること
素晴らしいと思えなくても
素晴らしいと思えなくてもいいや
と許可を自分に与えること
自分に許可を与えられなくたって
『それでもいいや』
と許可を与えらない自分に許可を与えること
ただそれだけなのだ。
そうやって物事を捉えかたが少し変われば
目の前の問題だと思っていたものが問題ではなくなっていく。
そして軽くなった心は
自然ともっと自分の中で豊かに育つ原料になる。
許可を与えることは、
本来自分の中にある素敵な部分を表出していく
大きなきっかけになる。
なんでもかんでも
『このような自分が素敵だ、こうあるべきだ』
と呪いのように今の自分に許可を与え続けなければ
本当の自信なんて育たない
こんな自分でもいいと
許可を与えることは
遠回りのようで、必要なプロセスなのだ
みんな難しく問題を複雑に思っているだけで
実は結構シンプルだ。
本質は『許可を自分に与えること』だ
そして動きも実は同じ
何かをしたからできるとか
何かをしなければできない
とか
そんな表面的ものじゃなくって
自分で混乱している思い込みや
身体の混乱が実は難しくしているだけ
動きにも許可を与えれば
自然と楽に動ける。
色々いじくるから逆に変になる。
どんどんドツボにはまる
緊張を無理やり抑えようとしたり
無理やり身体を動かそうとしたり
新しい動きをつけたそうとたり
動きを矯正したり
動きってのはそんなものではない。
動きっていうのは
外から付け足したり
意識の力で変えようとするものではない。
内部に閉じ込めているだけなのだ。
だから必要なことは
やっぱり動きが出るのを許可すること
それだけなのだ
動きを無理やり教え込んだり
決められた手順で意識して動くことを続けなくても
許可を身体に与えるだけで
自然と身体も動きも変わる
緊張をやめなければならないのではなく
緊張してもいいよ
と許可を与えてあげる
このように動かなければならないのではなく
身体の動きたい方に動いていいよ
と許可を与えてあげる
楽に動かなければならないのではなく
楽に動けなくてもいいよ
と許可を与えてあげる
矯正するのではなく
動きを学ぶことを許可する
そうすることで
身体は無理やり押し付けられていたものがなくなり
本来の内部からの動きが出現するようになる。
もちろん
すぐに楽に動けた方がいいのはわかっている
だけど現実に自分の身体がすぐに楽に動けるかは
全く別の話だし、今の自分の動きを許可しないのではれば
その動きを使いながら学ぶわけなのに
どうやって新しい発見などできようか。
自分の動きを使わない発見なんて
実は発見でもなんでもなく
ただ押し付けられている何かにすぎない。
自分で探検するから未知のものを発見できるのであって
誰かが用意したものを体験するアトラクションになっていたら
それは発見でもなんでもない。
だからまず
今のそのままを許可を与えよう
動きにも根拠なんていらない
教科書通りの動きができなくても
他の人と同じ動きができなくても
今の動きに許可を与えることで
想像していた理想の自分の動きにはなれないけども
自分らしい、自分の快適な動きはできるようになる
それは自分が最初予想していたものとは違うけでも
案外それもアリだと思えるものになる
心も、身体も同じ
許可を与えることで
自然と楽で快適な方向になっていくのだ
人と違ってもいい
違っても自信を持つことに
根拠なんていらないのだ
