幽霊っているのかなぁ
訪問リハで色んな人と関わらせてもらうと、幻覚が見えるという人は少なくありません。
どんな幻覚かというと、見たこともないおばあさんがそこの畳に座っている。沢山の男の人がこの部屋に立ってる。天井から人が見ている。
と結構怖くないですか??
僕も最初は怖かったですが、やはり同じような病気や薬を飲んでる人に起こりやすいので、そのうちあぁ、幻覚かと慣れてしまいました。
この幻覚ってどんな風に見えてるのか本人に聞くと、リアルと全く変わらないのです。僕を見るように、幻覚も同じように見えると。
じゃーなぜ幻覚とリアルな人の見分けがつくかというと、ただ状況の不自然さから判断しているだけです。普通に考えて、しらないおばあちゃんが自分の家の畳に座ってたら、おかしいですよね?それは不自然だからこれは幻覚だと頭で判断するとのことです。
昔は脳の病気についての理解はほとんどありませんでした。もしかしたら、昔は幻覚の見える病気になった人が、病気とは思えず、幽霊がいると思ったのかもしれません。
人間の想像力はとてつもなくすごいです。目で見分けがつかないほどの幻覚を作れてしまいます。
そう考えると、幽霊っていないのではないかと普通に考えてしまいます。きっと僕自身、不自然な人を見たときはまず幻覚かどうか疑うでしょう。
ただ、まだまだこの世界はわからないことでいっぱいだし、自分が思ってること以上のことがどこかで起こることを期待してる自分がいます。
もしかしたら幽霊はいるかもしれないし、いないのかしれない。私たちの知らないもっと別の形で存在してるのかもしれない。
学ぶときにおいて大切なのは、わかったつもりにならないらことだと思います。幽霊などいない!って言いきってしまえば、それ以上に探求することはなくなってしまうのですから。
幽霊を探しても、また違うのもが見つかればそれはそれでありです。幽霊を探したからこそ見つかったのです。
みんなが見向きもしない非常識の中に新しい何かがあったりしますしね。
幽霊なんて幻覚なんだ!そんなものは存在しない!というように私たちは常識や学んだことの中でわかったつもりになりがちです。賢くはなれますが、ただそれだけです。
一度はわかりきったものでも、どこかで私たちの知らない何かがあるかもしれないと思う態度が何か新しい発見するのに大切だなぁと思います。
実際の経験談として、そういうところに発見はあるものです。