閉じないハンドリング
ハンドリングとは、人の動きを支援するためのスキルです。人の動きを支援するならば、相手の動きを情報として感じとる能力が必要です。
相手の情報を、得よう、得ようとすると
無駄な緊張を呼びやすく、逆に感じ取りにくくなることも多々あるのです。
発想を逆に変えてみましょう。
相手に触れる時に、このように考えてみたらどうでしょうか?
呼吸を閉じない
動きを閉じない
視覚を閉じない
反応を閉じない
人を閉じない
場の空気を閉じない
もちろん、閉じたい時は閉じればいいのです。
けど、無理して開く必要はないのです。
ただ閉じるのをやめるだけ。そうすると情報は勝手に入ってきます。
おお、何か心理療法ちっくだけど実はハンドリングを繊細にするコツでもあり、自分の動きのコツでもあります。
ハンドリングだけでなく日々の生活にも当てはまることだけど。
情報は閉じないことで集まります。その情報をもとに私たちの脳は高性能なのでハンドリングの時の同調する能力か増すのです。
これを『適応応答』と言ってもいいです。
私たちは普段地球上で適応しようとしなくて生きていますよね?自然と動いてますね?それは脳が自動的にやっていることです。
話を戻しますが、閉じないと言ってもこれ、無理に開いてもダメです。閉じてるものを無理やり開くとググッという無理な動きになり、結果、無理な動きが余分な情報となり情報が乱れます。
同じように無理に同調しようと、しないことです。無理にするのではなく、閉じないことで開き情報を集めれば、適応応答が起こり自然と同調するのです。
無理に同調しようとするとぎこちなくなるだけです。同調とはするものではなく、自然に起こるものです。そして、その能力があることを私たちは知る必要があります。
それだけみーーーんな高性能な脳みそをもっています。今ここで生きてるっていうことは、それだけでも沢山のことを感じ適応してるのですから。凄いことです。
まとめると、ただ受け入れること、情報が入ってくるのを許すことです。それが、また難しいので練習が必要ですが。
いっつもセミナーでみんなに言ってることだけど自分もまだただ出来てないことを実感します。出来たつもりでもさらに上のレベルがあったと。まさに達人への道ですね。
言うは易し、やるのは難しい!今日も訪問リハで実践から学んできます。楽しく日々鍛錬ですね!