あなたは別の何者にもなれない
今日はフォローアップコース2日目
認定シンプルラーニング実践者修了者向けの特別なセミナーです。
人はどのように動きをコントロールしているか理解し、動きそのものを変えるのでなく、コントロールそのものを変えることを学びます。
要は脳のリ・プログラミングです。
コントロールを変えれば、自然と動きの質は高まります。逆にコントロールを変えずに動きだけを変えるのは相当無理があることなのです。
私たちの多くは機能を高める時に、誰かをお手本にしたり、教科書を参考にしたりしますが、実は基本的な立つ、座るなどの動きにおいてそのままでは役に立たないのです。
なぜならは、人はみな違うからです。一見同じような問題を抱えていてもその人特有のパターンあり、今まで生きていた歴史も違う。
その中で他の人や、教科書に習って新しいパターンを学ぼうとしても、別人になれと言ってるようなものです。無理矢理あてはめたら、いくら正しいことであろうが、苦しいのです。
誤解をおそれず言うのなら、人は正しくない。のです。常に偏りがあり、常に歪んでいます。ですから、そのまま正しさを受け入れようとしても、その正しさが自分を苦しめます。
機能を高める時も同じです。いくらこのような動きが正しいとしても、その正しさは自分の動きを苦しめることも大いにあるのです。
では、どうすればよいか。
その答えは、他人の正しさではなく、自分の中の正しさを追い求めるのです。他人の正しい動きではなく、自分の中の楽の動き、多様な動きを探求するのです。
自分らしく機能的になればいいのです。というよりも、あなたは別の何者でもなく、あなたです。他人にはなれません。だからこそ、自分らしく機能していくしか他ないのです。
一見正しい動きをしないことは、機能が伸びないと思うかもしれません。しかしそんなことはありません。むしろ逆です。正しい動きをしないことが、より多様性を許しあなたを機能的にしてくれるのです。そしていつの間にか正しいこと以上のことができるのです。
あなたは別の何者にもなれませんが、あなたらしくいることで、何者以上のことができるようになるのです。