キネステティクを学んでる人ほどシンプルラーニングをお勧めします。
キネステティク(ス)は、重力の中でいかにも楽に動くか、楽に動けることを支援するか?の考え方と、実際にできるようになる学習プログラムです。
シンプルラーニングは、動きをどのように学習を手伝うか?という教育的な視点で人と関わることを学習します。
実はこの組み合わせは、かなり相性がいいのです。キネステティクを使いながら、もっと楽に学べるんではないか?より深く学習を支援できるのではないか?と思った時にシンプルラーニングの考え方が役に立ちます。
また、キネステティクも、新しい視点での解剖学なんかもそうですが、新しいことを学ぶと、それに対して周りが見えなくなることが結構あります。そうなると、言葉や思考にとらわれて、本来役に立つ考え方なのに、いつのまにか翻弄されてしまう事もあるのです。
シンプルラーニングの考えを学ぶと、動きに対しての視点がさらに拡張されていきますから、キネステティクの考えにこだらない事で、逆にキネステティクの概念をよりクリエイティブに柔軟に使うことができます。1つの考えを信じれば信じるほど、実はどんどん盲信していきます。それはキネステティクの学習の本質とは対極にあるのです。
ハンドリングに関しても、キネステティクで学んだ事を、さらに相手の深く応答をとらえる事を可能にします。シンプルラーニングのハンドリングは「学習するための」のハンドリングです。キネステティクの動き支援するハンドリングにプラスすれば、かなり深く相手の動きを支援しながら学習を助けることが出来ます。
よく体験してない人で誤解して理解する人がいますが、シンプルラーニングは、キネステティクとはまったく違うものです。受けたことないのに、キネステティクをベースにしてわかったつもりになってるのは大変勿体ないです。どうか人の意見ではなく、自分で体験して判断してほしいと思います。
キネステティクは「重さ」という視点で動きが体系化されてますが、その「重さ」という考え自体シンプルラーニングでは出てこないのですから。
実際にキネステティクを学んでる人にもたくさん教えてますが、みなさん全く違うとおっしゃられます。人や動きと向き合うことでは同じかもしれません。その視点が違うのです。人と向き合う哲学や学問が多様であるように。
正直な話、キネステティクを学んでる人で、まだ受講されてないのは、非常に勿体ないと思います。それだけキネステティクを学んでる人ほど、コースに参加すると、さらに興味を持ってシンプルラーニングを学ぼうとされるのを目の前でたくさん見ていますから。
ちなみに、どんな団体に所属していようが、素直にコースに参加して学びたいというならば、僕は拒否したりすることはありません。みんな動きを学ぶ仲間ですから、来るのもは拒みませんし、他の参加者同様に尊重しながら関わりたいと思います。プライバシーももちろん守ります。キネステ業界の事情はよく知ってるつもりです。
もし、興味があれば、参加は大歓迎です。僕は何かが正しというよりも、多くの人が動きに向きあい、健康で新しい文化が日本に広がるようにお手伝いしたいのです。シンプルラーニングはその価値観の違いをつなげるような役割もあると思います。
色んな職種、色んな価値観の人と一緒にシンプルラーニングが学べる場となればと思います。