ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

予後は予測するものでなく、裏切るもの

世の中

予後予測するデータは

たくさんあります。


学会、書籍、論文

至るところに記されています。


しかしながら

私たちの仕事は

予後を予測し患者さんや

利用者さんにそれを

当てはめることではありません。


私たちの仕事は

よい意味で予後を裏切ることです。


例えば

論文ではここまでしか回復できない

って書いてあるけど、

今もっと、動けてますね!


予後不良の病気だけども

なんとか進まずこれてますね!


歳をとるだびに

ますます動けるようになってますね!!


患者さんの望みは

予後に当てはめることではありません。


患者さん望みは

予後を裏切ることなのです。

ですから、私たちも予後を裏切ることを

目指します。


予後予測に関して

数々の論文やデータあるでしょう。

 

しかし

それらは、過去の産物の塊であり

未来も同じようにする必要はありません。


データでは、ここまでだけど

データ以上の事ができましたね!


そんな風にして使うのが

予後予測の論文やデータです。

 

決して予後予測通りに

患者さんを当てはめるものではありません。


予後が悪いなら、

なんとかして、少しでもその流れを

断ち切れないか考えてるのです。


もちろん最終的には

患者さんが機能回復すればいいので、

予後良好な予測ならそれでも構いません。


しかし、それ以上に良好にすることだって

可能性はあるのです。

 

予後が良好としても

どんどんよい意味で裏切って行けばいい。


このようなスタンスで仕事をすると、今まで通りのアプローチでは足らず、その人に合わせた

創意工夫が必要になります。


変化をしっかり捉え

見逃さず、その人の回復を助ける

常識にとらわれすぎず

広い視野で情報を集め実行する。

 

(常識通りとは、過去のやり方の集積ですから、予後予測は過去のデータをもとにしてますので、ある意味今までの常識の集まりです。どうしてもそこからはずれていく部分がないと、違う結果もでにくいのです)



予後や言われた事を丁寧に守っていくのが経験でなく、1人1人と向きあうことが、豊かな援助者の経験値になります。

 

そして予後予測にとらわれないからこそ

新しいアプローチや

関わりかた、考え方が発展していきます。


変化とは学会でおこるのではありません。

最初は実践という現場からです。


そして、それは

あなたの実践の中で見つけて

行けるものなのです。


1人1人の試行錯誤が

新しい発展に繋がります。


学会が発展の場ではありません。

学会は共有の場です。

 

常に変化は

援助者とともに

患者さんとともに

なのです。


予後になんて従う必要ありません

予後を裏切ってあげましょう。

 

データや論文は裏切るためにあるのです。

そして、新しい常識を作りましょう。

またそれを裏切って。

そうやって発展していくのです。