ぼちぼちでええやん。

人の動きについて根っこから理解したいと思ってます。シンプルラーニング提唱者、キネステティク理事、YOUTUBE「楽な動きの学習会」ブログは癖が強い記事が多めです。

感覚の回復とは感じ方の回復のこと 感じ方が変われば実感が変わり、動きが回復する

随分長いタイトルになりました、、、笑

感覚の事って伝わりにくいのでどうしても長くなっちゃいます。

 

でも、ここだけしかない重要な内容だと思いますので、よろしければ少しお付き合いください。

 

 

感覚とはどのように働いて、どのように機能してるのでしょう??

 

「動き」で考えると、すべて筋肉や、脂肪や、筋膜、内臓、骨、皮膚など、すべて含めて、1つの動きを作ってるように、

 

「動いてる感覚」も、圧力や張力だけでなく、形や、温度、質感などをすべて含めて、実際の実感を作っています。

 

動きの回復とは、筋肉だけが動きやすなるのではく、筋膜も、皮膚もすべてが動くようになって、初めて回復したと言えます。

 

逆に動きをハンドリングするという事は、そのすべてを同時に扱ってるという事です。

 

同じように

 

実感の回復とは、1つの回復が回復したりするものではなく、すべての感覚が調和された時に回復するものです。1つだけの感覚が機能することなんて、現実的にできません。

 

1つの感覚を感じてる時、同時に他の感覚も感じているからです。

 

動き同様にハンドリングしている時に使う感覚は実感として、すべての感覚からできるだけたくさんの情報を集めます。

 

実感とは

腕があるっ!!

分厚い肉があるっ!!

しっかりとした骨があるっ!!

なんか重たい〜

すごい心地よい動きだ!!

軽く動く!!

とか、そんな現実的な感じを言います。

 

これを前提にして、五十肩などの整形の疾患や、慢性痛などを考えみましょう。

 

五十肩は、五十になったから痛めるのではなく、使い方が誤ったために痛めているだけです。使い方を改善することで、五十肩も自然となくなります。

 

そのアプローチとして、腕の感覚を上手く伝えると動きが回復することがあります。

 

不思議だと思いませんか?

 

なぜ、感覚器は正常なのに、五十肩など痛める動きになるのでしょう?

なぜコントロールを誤る事があるのでしょう?

 

なのに、なぜ感覚に働きかけると改善されるのでしょう?

 

いったい何が改善されたから、動きがよくなったのでしょうか?

 

動きが上手くいかない場合、どんな感覚が使えるかという大事ですが、

 

どんな感じ方をしているかを見極める必要があります。

 

いくら感覚が戻っても、感じ方が違えば上手く機能しません。感覚が正常だからといって、動きが正常とは限らないのです。感じ方が上手くいかないと動きはよくなりません。

 

動きが上手くいかない人は、感覚を改善するのではなく、感じ方の回復を目指します。

 

感じ方とは、実感の仕方です。

実感の仕方はすべての感覚を使うものです。

 

逆にいうと実感さえ変えてしまえば、動きも変わるし、細かい感覚器の働きも変わるでしょう。

 

感覚だけを、捉えていくら感覚入力しても変わりません。それは、現実的なアプローチにはならないからです。そんな風に感覚は機能していません。

 

結局は

その感覚をどう受け取るか

どう実感するか

なのです。

 

感覚の回復とは、情報に対しての受け取り方感じ方が変わっていくことです。

 

感じ方を改善することで、私たちは具体的な動きの応答が変わり、現実的に楽に動けます。

 

また、詳しく書きますが

動きが楽になったから、実感が楽なった

じゃないですよ。

 

逆です!!!!

 

楽な実感を得たから、結果、動きが楽になるのです。

 

実感が変わらなければ、いつまでたっても機能は回復しない、もしくは大変遠回りなのです。

 

これ、最後にサラッと書いてますが、 とっても重要ですよー!

 

 

まとめ

動きの変化は実感の変化で起こる

実感は感覚情報の集合です。

実感を変えるには、情報の受け止め方、向き合い方を変える、応答の仕方を変えること。

 

機能を、変えたいなら

実感を変える事を優先したほうがいい。

 

 

ややこしいですが、

わかりにくければ質問でもお気軽に。