感覚の回復とは感じ方の回復のこと 感じ方が変われば実感が変わり、動きが回復する
随分長いタイトルになりました、、、笑
感覚の事って伝わりにくいのでどうしても長くなっちゃいます。
でも、ここだけしかない重要な内容だと思いますので、よろしければ少しお付き合いください。
感覚とはどのように働いて、どのように機能してるのでしょう??
「動き」で考えると、すべて筋肉や、脂肪や、筋膜、内臓、骨、皮膚など、すべて含めて、1つの動きを作ってるように、
「動いてる感覚」も、圧力や張力だけでなく、形や、温度、質感などをすべて含めて、実際の実感を作っています。
動きの回復とは、筋肉だけが動きやすなるのではく、筋膜も、皮膚もすべてが動くようになって、初めて回復したと言えます。
逆に動きをハンドリングするという事は、そのすべてを同時に扱ってるという事です。
同じように
実感の回復とは、1つの回復が回復したりするものではなく、すべての感覚が調和された時に回復するものです。1つだけの感覚が機能することなんて、現実的にできません。
1つの感覚を感じてる時、同時に他の感覚も感じているからです。
動き同様にハンドリングしている時に使う感覚は実感として、すべての感覚からできるだけたくさんの情報を集めます。
実感とは
腕があるっ!!
分厚い肉があるっ!!
しっかりとした骨があるっ!!
なんか重たい〜
すごい心地よい動きだ!!
軽く動く!!
とか、そんな現実的な感じを言います。
これを前提にして、五十肩などの整形の疾患や、慢性痛などを考えみましょう。
五十肩は、五十になったから痛めるのではなく、使い方が誤ったために痛めているだけです。使い方を改善することで、五十肩も自然となくなります。
そのアプローチとして、腕の感覚を上手く伝えると動きが回復することがあります。
不思議だと思いませんか?
なぜ、感覚器は正常なのに、五十肩など痛める動きになるのでしょう?
なぜコントロールを誤る事があるのでしょう?
なのに、なぜ感覚に働きかけると改善されるのでしょう?
いったい何が改善されたから、動きがよくなったのでしょうか?
動きが上手くいかない場合、どんな感覚が使えるかという大事ですが、
どんな感じ方をしているかを見極める必要があります。
いくら感覚が戻っても、感じ方が違えば上手く機能しません。感覚が正常だからといって、動きが正常とは限らないのです。感じ方が上手くいかないと動きはよくなりません。
動きが上手くいかない人は、感覚を改善するのではなく、感じ方の回復を目指します。
感じ方とは、実感の仕方です。
実感の仕方はすべての感覚を使うものです。
逆にいうと実感さえ変えてしまえば、動きも変わるし、細かい感覚器の働きも変わるでしょう。
感覚だけを、捉えていくら感覚入力しても変わりません。それは、現実的なアプローチにはならないからです。そんな風に感覚は機能していません。
結局は
その感覚をどう受け取るか
どう実感するか
なのです。
感覚の回復とは、情報に対しての受け取り方感じ方が変わっていくことです。
感じ方を改善することで、私たちは具体的な動きの応答が変わり、現実的に楽に動けます。
また、詳しく書きますが
動きが楽になったから、実感が楽なった
じゃないですよ。
逆です!!!!
楽な実感を得たから、結果、動きが楽になるのです。
実感が変わらなければ、いつまでたっても機能は回復しない、もしくは大変遠回りなのです。
これ、最後にサラッと書いてますが、 とっても重要ですよー!
まとめ
動きの変化は実感の変化で起こる
実感は感覚情報の集合です。
実感を変えるには、情報の受け止め方、向き合い方を変える、応答の仕方を変えること。
機能を、変えたいなら
実感を変える事を優先したほうがいい。
ややこしいですが、
わかりにくければ質問でもお気軽に。